〜 足下に泉あり 〜

 東日本大震災発生から、すでに3か月が経っておりますが、未だに8万人を超える人達が避難生活を強いられておられます。
 政治の混乱が輪をかけて、復興を遅らせていることは、残念としか言いようがありません。
 自分が生まれ育った地から、出なければならない悔しさ、残念さは筆舌に尽くしがたいことと思います。
 そうして見ると、何となく、そんなに刺激のない穏やかな生活が退屈で現状不満になり、「何かに期待して」飛び出した故郷が、謂わば、帰巣本能で、年老いてから急に戻りたくなったり、当時の思い出に浸りたくなったり、故郷の香りを嗅ぎたくなる時があります。
 「足下に泉あり」とは、今、生活している、この足元が実は、外でもない幸せの泉が滾々と湧き出る所だということです。思い、悩み、日常生活するこの場所が、何物にも代えがたい緑溢れるオアシスとの実感は、一層今回の震災でこみあがってきた方も多いと思います。
 今回の東北大震災で被災された人は、特に切実に感じられている方が多いことでしょう。我が家に住めなくなった方々の郷愁の思いに、心から心からお見舞い申し上げます。

 「出る杭」は、打たれる。聞かれたことがあると思います。
 (“「出世」のメカニズム”日置 弘一郎著 講談社選書)
 この本には、次のようにあります。
 ・「出る杭」は打たれる。「出ない杭」は腐る。しかし「出すぎた杭」は打たれない。
 実績と潜在能力の間に潜む不思議なメカニズム。
 競争の存在は、社会を活性化すると考えられている。しかし、競争に常に勝てるとは限らない。敗れたあとのケアをどのようにするのか。さらに、競争につぎ込むエネルギーが無駄ではないような競争を設計できるかといった、競争の設計についての議論は、ほとんど行われていない。」とあります。競争モデルでは理解できない内奥を見ることも必要でしょう。
平成23年6月16日
バックナンバー
・2011/06/16
足下に泉あり


・2011/06/01
これから日本はどう進むのか


・2011/04/16
戦後日本の歩みの変化


・2011/03/24
想像を絶する東北関東大震災が発生


・2011/03/07
行き詰った菅内閣


・2011/01/05
平成23年の新年を迎えて


・2010/08/26
最近の急激な円高について


・2010/07/12
2010年参議院選挙が終わって


・2010/06/02
失望!!鳩山内閣


・2010/01/20
ダッチロールを繰り返す日本政治て

※このホームページの掲載記事、写真などの無断転載を禁じます。
全ての著作権は谷口隆義及び谷口隆義事務所に属します。
トップへ戻る