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  大阪日日新聞 H17年3月13日付
    「永田町の風 −−大阪の国会議員リレーコラム−−」

《美しい日本の春に想う》

衆議院議員 谷口隆義


 三月になり厳しい冬が去って皆が待ち望んでいた春が来ようとしています。暖かい陽光が輝くこの季節に新年度の出発をするこの国の伝統は、誠に理にかなっていると感心します。

【景気回復を確たるものに】

 さて、バブル崩壊後の不況に苦しんできた我が国も、このところようやく景気回復の基調になってきました。大阪経済も明るさを増してきましたが、まだ確たるものではありません。
 先日も金融政策を担当する日本銀行に対して現在の量的緩和政策の解除は、慎重に対処するように申し上げました。アメリカ、中国等を中心とする世界経済の好況に支えられている所もあり、一瞬の油断なく適確な経済政策を打っていかなければなりません。
 経済は生き物です。ようやく取り戻した景気回復の芽を大事に育てなければなりません。

【経済のグローバル化とは?】

 冷戦崩壊後の世界経済の動きは、グローバル化と言われるような構造的変化を引き起こしています。この流れの中で足元を見失わないで、日本の方向を見定める必要があります。
 世界では二国間の経済連係の強化(FTA)が進んでおりますし、アメリカはNAFTAを中心に地域連係が強化されています。又、欧州のユーロエリアの連係強化は知られている通りです。
 中でもアジア域内は世界でも急成長のエリアで注目されており、より一層発展強化にとアジア域内の連係強化が進んでおります。政府も東アジア共同体構想を打ち上げ進めつつあり、その中で日本の果たす役割は大きなものがあります。

【大阪活性化の提言】

 このような動きの中で私は大阪の活性化策として二点を提言しています。
 一つは、アジア域内の経済連係強化の中で大阪が国際金融拠点として名乗りを上げ、金融機能を構築してゆくことです。
 域内連係強化には政治・安全保障などの問題がありますが、まず経済交流から起こるとういのが常です。二十四時間空港があり、江戸時代から金融の中心であった大阪は充分、資格があります。そのためにも政財界一体となった運動が必要です。
 国際的な金融の流れが出来ると人、物、情報が大阪に集まるということになります。
 もう一つは観光資源の豊富な関西に、更にUSJを中心したエリアにクオリティーの高いブロードウェイミュージカルのようなしっかりとしたエンターテイメント施設等を集積することにより一層の集客効果を上げることです。
 冒頭、私は美しい日本の伝統を誇りに思う気持ちを述べました。しかし、それは決して国際社会から孤立して守ることは出来ません。
 日本そして我が郷土大阪の美しい伝統を守りながら、国際調和を図ることにより繁栄の桜が見事に咲く、良き国の創造に全力で当たってまいりたいと思います。

以上


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